第1部 モデリングの神髄
〜ビジネス戦略モデル、要求モデル、アーキテクチャモデルの関係性とその本質的有効性を理解する
■対象
見える化に興味ある方なら、モデリングは初めてでもOK
■概要
僕のこれまでの20年、アーキテクトという側面での「見える化」の取り組みは、上記モデルの探求であったかと思う。そして、それらの違いを理解し、扱えるように、ようやくなったかと思う。
たとえば、要求モデルとアーキテクチャなどの構造を示すモデルの違いと関係性はなんだろう。いや待てよ、要求にも構造があるなあとか。いやいやモデルとは構造を示すことなんだよななんてレベルの低い悩みから、戦略モデルと要求もモデルの関係はなんだろうな。
などなど
そんな漠然とした所から、経験の中で少しずつそれらの本質が見えてきたと思う。
オブジェクト指向に本格的に取り組みだし、モデルとプロセスに関心を持って既に20年を超えている。もう20年以上もかけてしまった(^^
長いようで短い20年だった。オブジェクト指向を、単なるシステム開発の指向ではなく、人間の物事の認知に関わる技術だと理解し始めて、そうであるならば一生かけても悔いなく取り組めるものだ。いや一生かけてもできないものかもしれないと思い始めたものだ。
それが20歳代後半の事。
それから、ITモデルというより、人間や社会のモデルだと思って取り組んできた。
そのような意識の中、オブジェクトという言葉の枠を超えて探求できてきたと思う。
それぞれのモデルのイメージと、その特徴を、事例を交えながら説明するようなものを作成することにしよう。今なら、これらの本質をシンプルで分かりやすく解説できそうだ。そんな想いで作成したモノをお話しします。
■略歴
2000年
ソフトウェアを人の思考に近い「もの」という単位で考えることで、分かりやすいソフトウェア開発を行えるというオブジェクト指向技術の会社、豆蔵を立ち上げ、ITアーキテクト、メソドロジィストとして経験を積む。ビジネスとITの可視化を行うための要求開発方法論を要求開発アライアンスと共に作成し、自らユーザ企業にて実践しながら後進の指導に当る。
2008年7月
株式会社 匠Lab設立し、更なるIT業界の価値の向上を目指すために匠メソッドを開発し、ライセンスを始める。
2009年7月
株式会社 匠BusinessPlaceを設立し現在に至る。
■著書
* 要求開発の著書 「要求開発、日経BP、共著」
* モデリングの入門書 「初歩のUMLモデリング、技術評論社」
* HORBの楽しく苦しい時代の著書 「HORBではじめるJava分散オブジェクトプログラミング、秀・和システム、共著」
* オブジェクト指向に燃えた頃の著書 「最新オブジェクト指向応用実践、エーアイ出版、共著」
* 初めて書いた著書 「やさしいJavaプログラミング、エーアイ出版」
* インタビュー本 「オンリーワンになるためのエンジニアプロ論、SE編集部、インタビュー記事」
* インタビュー本 「SEの読書術、技術評論社、インタビュー記事」
* 監修本 「成功する要求仕様 失敗する要求仕様、日経BP社 」
* 監修本 「JavaとUMLで学ぶオブジェクト指向の考え方 - オブジェクト指向分析・設計入門、翔泳社」
第2部 iOS6/iPhone5 最前線
〜ユーザーにとって、開発者にとって何が変わったのか?
■概要
リリースされて間もない iOS 6 と iPhone 5 環境に関して、最新情報をお届けします。
ユーザーの利便性を中心に、ユーザインタフェースや、ユーザエクスペリエンスの観点から新しくなった点をご紹介します。またアプリ開発者の視点からも役立つ情報をご紹介します。
● iOS6 の機能面、ユーザ目線での紹介
● iOS6 に対応した開発環境 Xcode 周辺の情報提供
● アプリの iPhone 5 対応におけるノウハウ
● 画面が大きくなったことによる UI/UX の変化
● 地図アプリの惨状と、その対策
iPhoneに限らず、スマートフォン利用者、スマートフォン向けアプリ開発者の皆さんに役立つ内容を予定しております。
■自己紹介
北海道生まれ。株式会社エクサ コンサルティング推進部所属。国立天文台客員研究員。慶応義塾大学環境情報学部非常勤講師。シーグラフ東京委員長。三次元コンピュータグラフィックス関連、ユーザエクスペリエンスデザインを専門とする。Web を含む情報家電からスマートフォン、巨大立体視シアターまで、多岐にわたったCG、ユーザーインタフェースやユーザビリティ関連業務を手がける。
参加費
1,000円(学生無料)
※会場にWi-Fi設備がありませんので、各自モバイルWi-Fiをご持参ください。